ぼんやきゅう
地域によってはお盆を終えている頃ですが
沖縄では来週が旧盆。
昨日は旧暦の七夕、お墓掃除を済ませました。
綺麗にしてお花を活けてお茶お水お線香。
「みんなで歓迎するので道に迷わずいらしてくださいね」
とご挨拶。
最近では映画『リメンバー・ミー』のヒットもあって
言葉で説明しなくても子ども達もお盆を理解している様子。
そして最近の絵本では作:指田和 絵:長谷川義史
『ぼんやきゅう』も話題になっています。
岩手県釜石で戦後復興の時期に始まった盆野球。
東日本大震災で途絶えたけれど、震災から7年後に復活した実話。
指田さんが釜石に復興ボランティアとして住み込みながら地域の方と
書き上げた「つなみてんでんこ」「あしたが好き」に続く作品です。
まだ復興の途中だよ、あの震災を忘れないでというメッセージも含まれ、
皆で野球することで地域がつながり前に一歩踏み出す力となる。
切なさも漂うけれど力強い作品です。
身近で亡くなった家族への想い、
どんな状況でも日常を生きて行く人々。
それはどの地域でも、どんな人も同じく
生まれた人はみな死んでいくからね、
残された立場で抱える想いは
人それぞれだし計り知れない。
その地域の風習や文化の形もあるけれど
人それぞれの供養する形があって良いよね。
ここでは青年たちが地域のエイサーを踊り
子ども達は花火を手にキャッキャ笑い、
大人はその煙に添って夜空を見上げる。
どうか
つらい思いで過ごす人が少しでも楽になれますように。
そして、私はまだまだそちらには行きませんので、よろしくです。
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